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大日如来が頂く五智の宝冠をかたどっている
五智の宝冠とは、冠中に五智如来の化身が存するのでその名がある。
十二の襞(ひだ)は十二因縁を現しており、衆生の六道の煩悩の迷いを滅して、悟りの世界におもむくことを表している。
(山中で水を飲むコップ、頭部を保護するミニヘルメットの役目もする。) |
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入山修行時の法衣
金剛界、胎蔵界両部の法衣(上衣は金剛界、袴は胎蔵界 )で、鈴とは六大( 地・水・火・風・空・識 )を示し、行者の肉体と精神を表す。この衣をかけて金胎両部の一乗菩提(悟りの世界)の峰を修行するため鈴懸という。 |
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大日如来の法身説法(真理の説法)を表す
法螺を吹くことによって、迷界の衆生の妄心を覚醒させる。
法螺の音は発心、修行、菩提、涅槃を表し、驚覚( 驚き目覚めること )の意味をも持つ。
(山中、行者同士がお互いの位置を知らせあったり、獣を追い払う役目もする。) |
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不動袈裟ともいう
十界(この世の迷いを九つに分けたものを九界というが、それに悟りの境地である仏界を加えて十界という )具足の袈裟で、九条袈裟を折りたたみ首にかけやすく作られている。
この袈裟をつけることによって不動明王と一体となる。 |
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珠の形は、多角で剣形
念とは煩悩、珠は本覚(究極の悟り、また、人間に本来備わっている仏の悟り )真如の理。すなわち煩悩を、知恵の利剣によって砕破し、本覚真如の理を顕現することを意味する。
悪魔降伏、百八煩悩砕破の意。 |
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錫杖は法界の総体を表している
環の丸さは際限が無いということを、頂上の五輪塔は法界塔婆を意味している。
その音には衆生の迷いの夢を覚まさせる働きがある。三種あるが六環の物がよく使われていて、衆生が六波羅蜜の修行によって仏道を覚るための智慧の杖とされる。 |
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山駈ける時、腰に下げる綱
山々を母体と観じて、行者がその胎内において、仏として生まれ変わる時のへその緒を意味する。
(山中での登山用ザイルの役目もする。) |
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獅子乗を表す
獅子は畜類の王。入峰修行は獅子の如く勇猛果敢にして、一切の煩悩を降伏することを意味している。
(山岳修行のおり、腰をおろして休息する時の簡易座布団の役目もする。) |