採灯大護摩供(さいとうだいごまく) |
採灯大護摩供とは屋外に大壇を設け、「東方・阿しゅく如来(あしゅくにょらい)の木を、西方・阿弥陀如来(あみだにょらい)の金を以って伐り、中央・不動明王(ふどうみょうおう)の地に積み重ね、南方・宝生如来(ほうしょうにょらい)の火を以ってこれを焼尽し、北方・釈迦如来(しゃかにょらい)の水をそそいで清浄ならしむる」 という観念の下に、修験者たちが、心を合せて、一心に滅罪生善(めつざい しょうぜん)祈願成就を念じます。
法弓・法剣作法にて結界四方を浄め、護摩道場の中央に丸太で組まれた、大きな護摩壇に火を点じ、不動明王の火焔とし、その中に皆様の願い事の書かれた護摩木を入れて梵焼(ぼんしょう)し、我々の一切の罪障を焼き尽くして、清浄なものとするための修法です。 |
|